「生簀」という言葉の意味が、わかるようでわからない..
この記事では、「生簀」の意味を基本から解説しながら、似ているようで実は微妙に役割も背景も違う「活魚水槽」との比較を通して「生簀とは?」のご説明をしていきます。


※生簀とは?

「生簀(いけす)」とは、魚介類を生きたまま保管するための設備全般を指す言葉です。もともとは海辺や港の海中に、木や網などで仕切りを作って海水を取り込み、その中に魚を泳がせる簡易的な囲いを指す言葉でした。
現在では上記と合わせて以下のような形でも「生簀」と呼ばれています。
- 市場や漁師さんが使う大型の水槽設備
- 養殖業者が出荷前に魚を保管する設備
- 漁船上に設置される簡易的な仮置き設備
このように、「生簀」は屋外・屋内を問わず、魚を“活かしたまま保つ”ための環境を整える設備全体の総称です。
※活魚水槽とは?

一方、「活魚水槽」とは、特に室内設置に最適化された水槽設備で、以下のような特徴を持つ業務用水槽です。
- アクリルやガラスで作られた透明な水槽
- クーラーによる温度調整機能
- 濾過槽による水質浄化機能
- 循環ポンプで海水を流動させる仕組み
主に寿司店・割烹料理店・海鮮居酒屋などの店舗内に設置されることが多く、魚の鮮度を維持しながら、視覚的な演出効果も兼ねるという点が特徴です。
※生簀と活魚水槽の違いとは?

両者の大きな違いを以下に整理します。
| 比較項目 | 生簀 | 活魚水槽 |
|---|---|---|
| 設置場所 | 屋外、港、市場など | 店舗内、施設内(主に屋内) |
| 見た目 | 実用性・保管目的が中心 | 実用性+見せる演出 |
| 目的 | 一時保管・流通中継 | 魚を見せながら活かし、提供まで |
つまり、生簀は“活魚を保つための広義の仕組み”であり、活魚水槽は“店舗向けに進化した水槽設備”という背景の違いがあります。
※なぜこの違いが重要なのか?

導入を検討している方にとって、「生簀」と「活魚水槽」を混同してしまうと、目的に合わない設備をリサーチして無駄な時間を使ってしまったり、中には目的の商品にたどり着かなかったりすることだってあると思います。
たとえば..
- 市場で生産者から仕入れた魚介を数日保管できる設備を導入したい
- 飲食店の店内で、お客様に魚介の姿を楽しんでもらいながらも同時に保管の役割も欲しい
このように、それぞれが活用される現場や求められる性能が異なるため、導入時には言葉の違いを理解しておくことが混乱を防ぐ為に不可欠だからです。
※まとめ

「生簀」
= 魚介類を生かしておくための広義の保管設備
「活魚水槽」
= 飲食店など室内向けに設計された、活魚用の水槽設備
両者の違いと言葉をを正しく理解することで、あなたの現場に合った最適な設備選定がスムーズになると思います。
導入をご検討の際は、「どこで」「どんな魚を」「どのくらいの期間」「どう見せたいか」などを明確にしてから、設備選びを進めることがスムーズな検討に繋がると思いますよ。
その他、もしご不明点があれば、いつでも東京水槽製作所までいつでもお声掛けください!






