生簀(いけす)の「仕組み」わかりやすくご案内いたします。
(生簀についてはこちらのページでもご案内しています。)

 
   
 

1. 生簀と活魚水槽は何が違うの?

生簀(いけす)の販売用の仕組み説明ページ画像

生簀とは、漁業によって捕獲した魚介類や料理用の魚などを水中に生かしておく場所のことです。活魚水槽のようなアクリルやガラスのような素材などに限定されず、魚介類を水中で生かすための場所は広い意味で生簀と呼ばれます。 東京水槽製作所では、FRP水槽やダンベなどを「生簀」として取り扱っています。

取り扱いの生け簀

・FRP水槽
・プラスチック水槽(ダンベ)
(生簀についてはこちらでご案内しています。)

取り扱いの活魚水槽

・アクリル水槽(定番サイズの東京水槽シリーズもあります。)
・ガラス水槽(結露対策として水滴で曇らない水槽もあります。)

活魚と鮮魚の違い

「鮮魚」とは、新鮮な活きの良い魚介類を締めた状態のことです。
「活魚」とは、生きている魚介類のことで、それを締めると「鮮魚」になります。


2. 生簀ってどんな仕組みなの?

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基本的に活魚水槽と同じく、生簀の中に海水を入れて、その海水を何個かのキーパーツを連動させて適切な冷水に冷やしながら循環させるのがおもな仕組みです。活魚水槽と違って生簀はサイズ(水量)が大きいため、より力の強い冷却機やポンプなどを使用することが多いです。
それでは以下にその何個かのキーパーツを順番にご案内いたします。

水槽生簀を構成するパーツ

(生簀本体)魚を入れる生け簀部分
(濾過槽)海水を浄化するもの
(クーラー)海水を冷やす機械
(ポンプ)海水を循環させる為のポンプ
(オプション)魚を元気に活かすための装置等

大きく分けてこの5種類のパーツを組み合わせて生け簀を組み立てていきます。


3. 生簀の(本体)

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活魚を入れる生け簀本体ですが「FRP」や「プラスチック」の素材が一般的に使用されます。

FRP素材の生簀

「強化プラスチック(FRP)」を使用したFRP水槽とよばれる生け簀です。活魚水槽のようなアクリルやガラス素材よりも軽量で、頑丈かつ耐久性に優れ、経年劣化しにくい素材です。
漁港や魚市場、店頭販売用や備蓄用など多岐にわたって使用されています。長期使用する場合はFRP素材をオススメしています。また、小型から大型まで種類豊富で、設置場所に合わせたカスタマイズもしやすい素材でもあります。

(カスタマイズ例…)
・サイズ
・「脚付き」「脚なし」の指定

プラスチック素材の生簀

FRP水槽と同じく漁港など幅広く見られる素材の生け簀です。ボックス型で段積みしやすく底の平らなものが多いです。強度もありプラスチックなので錆びの心配もありません。基本的に丈夫ですがFRP素材と比べると傷がつきやすく経年劣化しやすいため、雨風や直射日光にさらされる場所へ設置する場合はFRP水槽を選ぶことをオススメしています。


4. 生簀の(濾過槽)

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海水が循環する過程で水を浄化するシステムです。海水は魚から出る不純物がいろいろありますのでこの濾過槽がないと水質がすぐに汚れてしまい次々に魚が死んでしまいますのでとても重要なパーツです。

濾過槽の中身

濾過槽の中には濾過材と呼ばれる水を浄化する部材が入っています。珊瑚石やゼオライト等が使用されます。生け簀にいれる魚介類によっては内容物を変更することもあります。
また、濾過材に物理的な汚れが付かないようにするため、ウールマットを濾過材の上に設置します。

濾過槽の設置

生簀の上に載せたり、水槽の近くや屋外に設置するケースが多いです。

濾過槽の補助装置

水質浄化装置を取り付けることで、タンパク質などの汚れを除去し、水質を維持管理することができます。必須ではありませんが、水質の維持管理をする上でおすすめしています。


5. 生簀の(水槽用クーラー)

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生簀を設置する上で水を冷やす為の一番重要で高価なキーパーツです。以下のようにいろいろなタイプやスペックがありますので水量や冷やしたい温度で慎重に選びます。車でいうエンジンなのでいたずらにスペックだけ上げても高額パーツなので適切に使いやすいクーラーを選ぶのがベストです。
また、生け簀の設置場所(室内、屋外)によってもオススメする冷却機の種類が変わります。

クーラーの種類

・室内配置用
・室外配置用
・単相100V
・単相200V
・三相200V
・etc..

例:大型の生け簀で水温を5℃まで冷やしたい場合は「三相200Vの冷却機」を使用、、、など


6. 生簀の(ポンプ)

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生け簀で必ず使用するポンプには二種類のポンプがあります。

循環ポンプ

海水を水槽や濾過槽、クーラーに循環させる重要なポンプです。このポンプで水を循環させないとすべての機能が停止してしまいます

エアーポンプ

こちらは生け簀の海水にエアーを送りこみ魚にとって快適な水状態を作ります。生け簀のサイズによってエアーの強さを調整します。


7. 生簀の(オプション)

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お客様の使用環境や用途でいろいろなオプションがございますが、一般的にご要望が多い代表的なオプションパーツをご紹介いたします。

水質浄化装置

水槽内のたんぱく質汚れを除去することで、水質改善や維持をして水換え頻度を減らします。

殺菌灯

海水の中で魚を病気にしてしまう菌などが発送してしまうのを事前に防ぐために使用します。


8. 生簀の(設置)

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ここまでご案内してきた、、、、
「いけす本体」
「濾過槽」
「クーラー」
「ポンプ」
「オプション」

を組み合わせて最後は生け簀を設置していきいます。ただし、お客様によりいろいろな個別のご要望がある場合はお話しを伺いながらいろいろな組み合わせ方を検討したりする場合もあります。
(生簀についてはこちらのページでもご案内しています。)

生け簀の組合せ例

※まずはコスト重視で生簀をオーダー
※設置場所に合わせたサイズで生簀を作りたい
※とにかく水温を一般向けより冷やしたいので高価でも高スぺックのクーラーを使いたい
※水槽の中に魚をたくさん入れたいから水質維持のカスタム浄化機能でハイスペックにしたい

などいろいろなご要望を受けてお打合せをいたします。スペックをあげれば当然コストは上がりますがいろいろなタイプのご相談にご対応させていただいております。

水槽の洗い方やメンテナンス

もしも水槽のメンテナンスでお困りのことがありましたら、こちらのページをご確認ください。



   

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